「写真都市展 ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち」で作品としての写真のあり方を考える

写真を中心に、絵画や映画、デザインなど、ジャンルを飛び越えて活動を続けるウィリアム・クライン。

「写真都市展 ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち」のCHAPTER1では、クラインの作品がマルチ・プロジェクションで表現され、写真の見せ方や見方って、本当に多様。

写真都市展

写真が発明されてからまもなく2世紀になるのだとか。その”時”を「記録」する写真が、作品として「表現」されるものへ。写真ってなんだろう、作品ってなんだろう、と今回の展覧会を見ながら、まだ自分の中では咀嚼しきれずにいる。

写真都市展

CHAPTER2では、22世紀を生きる写真家たちが中心。

私が特に気になったのは、勝又公仁彦さん。解説文には次の言葉がありました。

カメラは見えるものを記録するのではなく、見える世界を見たことのない世界に変容させます。

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同じ場所の異なる日時に長時間露光で撮影した写真を組み合わせていた作品は、絵巻などに見られる「異時同図法」に通じるのだとか。

アイデアはよく既存のものの組み合わせといわれるけれど、自分の引き出しにあるものをどう結びつけるかは、なかなかすんなりできないので、こういう手法があるんだな、と参考になる。

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また、ホテルの部屋から都市を写した「Hotel Windows」も自分がいまホテルの中にいるように感じられ、写真が一種の装置となって鑑賞者を別空間に誘うような不思議な感覚に。

写真都市展

多和田有希さんの写真を物質とみなして、燃やして焼け焦げのついたイメージを空間化させたり、表面を削ったり、というのも驚きだった。

写真都市展 ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち

会期2018年2月23日〜6月10日
会場21_21 DESIGN SIGHT
住所東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン
アクセス都営地下鉄大江戸線「六本木」駅・ 東京メトロ日比谷線「六本木」駅・ 東京メトロ千代田線「乃木坂」駅より徒歩5分
電話番号03-3475-2121
開館時間10:00〜19:00 ※入館は18:30まで
休館日火曜日
料金一般=1100円、大学生=800円、高校生=500円、中学生以下無料

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