日々を楽しくする工夫自体がアートになる『生活はアート』

先日、飲んでいるときに教えてもらった『生活はアート』。

ライフスタイルデザイナーでエッセイストのパトリス・ジュリアンさんの著書で、『フランス料理ABC』や『フレンチスタイルのサンドイッチ』などのレシピ本でご存知の方もいるかも。

私はアートめぐりが好きなものの、いまだアートというと、非日常的なイメージをどうしても抱いてしまう。でも、この本で書かれていたのは、アートとは生活を楽しくするちょとした工夫だということ。

「暮し」とか「生活」というと、「アート」とはかけ離れたものと思われがちですが、フランスではライフスタイルを言うとき、それを生活のアート、「アール・ド・ヴィーヴル」と表現します。

じゃがいもの皮むきだって、楽しければアートになるのだとか。私がこの考え方を「いいな」と思ったのは、特別なことをしなくても、自分の気の持ちようでいくらでもその日が自分にとって素敵な日になるということ。

もちろん、そういう心の余裕がないときもあるけれど、そういうときことちょっとした工夫で楽しめたほうが、自分にとってもうれしい。

てっとり早く何を食べるかよりも、どんな風に食べるのかを考える人。また、何を着るかよりも、どんな風に着こなすかを工夫できる人。ささいな日常に意味を持たせることが出来たら、その人は素敵な生活の達人といえるでしょう。

疲れているときに、コンビニでお惣菜を買うのを我慢しなくてもいい。でも、食べるときに器に盛り付けて、いい音楽を流して、自分が気持ちいいと感じればいい。

他人の軸で物事を決めるのではなく、自分自身がどう思うか。自分のスタイルをもつには、なによりも自分自身が何に「よさ」を感じて、何に「いやだ」と思うかを知っておくことが大切。そうは思っても、ふとしたときに自分を見失ってしまうことがある。そうしたときに、何度でも繰り返し読み返したいと思う一冊でした。

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