猫好きには必見といわれ、見に行った知人は「何時間でもいれる」と話していた「猪熊弦一郎展 猫たち」。
画家の猪熊さんは、もちろん猫好き。「いちどに1ダースの猫を飼っていた」のだとか! 猪熊さんは日常生活のなかで、猫たちのさまざまな表情を捉えている。
たとえば、食卓の上に並ぶ食事を数匹の猫が眺めていたり、あるいはテーブルの上に猫たちが乗って食事をしていたり、発情期を迎えて威嚇し合うオス猫同士だったり。
私が気に入ったのは、猫が抱きかかえられて、上を向いている作品。猫は目などの詳細は描かれていないものの、人の手の様子から上を気持ちよさそうに見ているリラックスした様子が伺える。
とにかくいろんな猫がいるけど、インクや水彩、鉛筆、油彩とさまざまな技法が使われ、そして猫の描き方も詳細を描くものあれば、デフォルメされたもの、一筆書きのようにシンプルな線のみで表現されたものと、一つの被写体の幅広い表現には目をみはる。
鑑賞している人も愛らしい猫の姿を見て表情柔らかで、一緒に来ている人同士笑っていたりと、和やかな時間が流れていた。
猪熊弦一郎展 猫たち
会期 | 2018年3月20日(火)〜4月18日(水) |
---|---|
会場 | Bunkamuraザ・ミュージアム |
住所 | 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 |
アクセス | JR線「渋谷駅」ハチ公口、東京メトロ銀座線・京王井の頭線「渋谷駅」より徒歩7分、東急東横線・田園都市線、東京メトロ半蔵門線・副都心線「渋谷駅」3a出口より徒歩5分 |
電話番号 | 03-5700-8600(ハローダイヤル) |
開館時間 | 10:00〜18:00(金・土曜は21:00)※入館は各閉館30分前まで |
休館日 | 会期中無休 |
料金 | 一般=1300円、大学生・高校生=900円、中学生・小学生=600円 |