素材を軸に建築を感じる「くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質」

「くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質」では、「自然な建築」などの理念を実践してきた隈研吾さんの約30年におよぶ建築設計の集大成を展示。過去の実績を時系列ではなく、竹や木、紙、石、土などの主要な物質ごとに分類・整理している。

くまのもの

エレベーターで3階に上がって扉が開くと、目の前には竹でつくられた「ナンチャンナンチャン」と対面。竹のもつ柔軟性に着目し、動きに対してインタラクティブに反応するそう。展示は触れるのはできないのでそれを体感することはできないけど、一体どんな動きをするのか、そして音を出すのか、想像力をかきたてられる。

くまのもの

新作パビリオンは竹ひごでつくられた「香柱」。

熱海にあるカフェ「COEDA HOUSE」は小さな枝を組み合わせて大きな木のように見せているのだとか。

くまのもの

新国立競技場整備事業の模型も。

くまのもの

紙も建築の素材となるのだとか! 作品をみていたら、子どもの頃につくったわっかの飾りを思い出した。

3階は、竹、木、紙を中心とした構成だったからか、フロア全体に竹と木の香りが漂っているのもなんだかほっとする。

階段を降り、2階は土、石、瓦、金属、樹脂、ガラス、膜・繊維と続く。

くまのもの

渋谷駅街区開発計画のビル。工事する人たち大変だろうな〜と、建築家の斬新な発想をカタチにするのっていろいろ難しそう……。

くまのもの

「浮庵」は塩ビ製の風船にヘリウムガスを注入して浮かせ、世界最軽量といわれるスーパーオーガンザという布をかけて茶室に。風情の点からいくとどうだろうかと思いつつ(苦笑)、茶の精神を身近には感じられるのかも?

今回の展覧会を見ながら、時間軸でその建築家の一貫している姿勢や変化を知ることができるだけでなく、物質を切り口とすることで、それらと建築家がどう向き合っているのか、また技術の進歩などにより実現する幅が広がっていくことなどを知ることができるのもいろいろな発見があった。建築の知識がある人と一緒に行くと、また違った視点を知ることができるのかも。

くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質

会期2018年3月3日〜2018年5月6日
会場東京ステーションギャラリー
住所東京都千代田区丸の内1-9-1
アクセスJR「東京駅」丸の内北口からすぐ
電話番号03-3212-2485
開館時間10:00〜18:00 ※金曜日は20:00まで開館 ※入館は閉館30分前まで
休館日4/30を除く月曜日
料金一般=1100円、大学生・高校生=900円、中学生以下無料

Comments are closed.