練馬区立美術館「サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法」展で広告について考える

「サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法」は、フランスを代表するポスター作家レイモン・サヴィニャックの回顧展。

サヴィニャックのポスターを中心に、それらのスケッチや原画、さらにはポスターが貼られたパリの街の景観写真など、約200点をモチーフやテーマで分類して紹介している。

サヴィニャック

サヴィニャックがポスター作家として成功するきっかけとなったのが、メインビジュアルにも使われている「牛乳石鹸モンアヴォン」。

牝牛のおっぱいから牛乳石鹸が生まれるように、サヴィニャックは動物と商品を並置するかまたは一体にして、両者の関連性を明確に表しているのが特徴。

サヴィニャック

ほかにも、「毛糸の15日間」ではピンク色の羊が前半身だけ描かれて、残りは毛糸玉に!

動物だけでなく、ヒトも同様で、たとえば「マツダ・パール:目を眩ますことなくよく照らす」は電機メーカーMAZDAのポスターだけど、電気工事の職人の目を白熱電球に置き換えて、目が闇を照らし、地の鮮やかな黄色が電球の明るさを強調。こういった働く人と商品を結びつけるのもすごく上手だなと思わされました。

サヴィニャック

サヴィニャックのポスターは、その多くが何を表しているのかが明確で、さらにその商品を入用でない人にとっても「見る楽しみ」があることが最大の魅力だと感じた。

言葉をイメージでそのまま置き換え、ユーモラスがありながらもストレートにそのメッセージを伝えているので人の心にすっと入ってきやすいのかも。日本の広告ポスターも、このくらいおしゃれで「見る楽しみ」があれば、いいのになぁ……。

サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法

会期2018年2月22日〜2018年4月15日
会場練馬区立美術館
住所東京都練馬区貫井1-36-16
アクセス西武池袋線「中村橋」駅より 徒歩3分
電話番号03-3577-1821
開館時間10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日月曜日
料金一般=800円、高校生・大学生・65〜74歳=600円、中学生以下および75歳以上=無料など

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