東京国立博物館の「仁和寺と御室派のみほとけ」の優美さに癒される

東京国立博物館

東京国立博物館で開催中の「仁和寺と御室派のみほとけ」を見に行ってきました。

仁和寺は、光孝天皇が仁和2年(886)に建立を発願し、次代の宇多天皇が仁和4年(888)に完成させた真言密教の寺院。そして、「御室」は仁和寺を建立した宇多法皇のためにもうけられた室(僧房、僧侶の住居)を指します。その「御室」を冠した御室派は、仁和寺を総本山として全国約790カ寺で形成される真言宗の一派なのだとか。

今回は仁和寺の33体の安置仏を展示し、さらに壁画も高精細画像で再現して、仁和寺の観音堂の厳かな雰囲気を体感できるようになっています。また、御室派の秘仏や本尊も一堂に会します。

第一会場は、主に弘法大師空海ゆかりの書物などを展示。第二会場でさまざまな仏像と対面できます。

私が第一会場で一番驚いたのは、桜町天皇による般若心経。とにかく字が美しいんです。字のお手本にもなりそうなぐらいの整った字で、人となりが伝わるようでした。私は書物関係は正直そこまで興味をそそられなかったのですが、それを見て、「そうか、当時これを書いていたんだよね……」とその時の様子を想像する楽しさがあることを実感しました。ほかの方は達筆すぎて、手書きの文字を読む機会の減った私には一体何が書かれているのかという状態でした。

仏像

第二会場では、再現された仁和寺・観音堂の撮影ができます。最近は美術館の展示でも一部撮影OKのものがあり、SNSによっていいなと思ったものを共有するのがもはや当たり前になっているのだなと感じました。それにしても、一堂に会した仏像を目の当たりにすると心がふっと穏やかな気持ちになりつつも、どこか引き締まります。

私個人の好みでいえば、阿弥陀如来像の優美な様子は人々の心の支えや平安をもたらしたのだろうなぁと感じました。

本展覧会の目玉の一つの葛井寺の本尊は後期からなので、今回は写真のみ。江戸時代の出開帳以来、初めて東京に来るとのことなので、おそらく後期は混み合いそうな気がしますね。見に行くか悩んでしまう……。

会期2018年1月16日〜3月11日
会場東京国立博物館平成館
住所東京都台東区上野公園13-9
アクセスJR「上野」駅公園口または「鶯谷駅」南口から徒歩10分、東京メトロ銀座線・日比谷線「上野」駅、千代田線「根津」駅から徒歩15分、京成電鉄「京成上野」駅から徒歩15分
電話番号03-5777-8600(ハローダイヤル)
開館時間9:30〜17:00(金曜・土曜は21:00まで)※入館は閉館の30分前まで
休館日月曜日(ただし、2月12日は開館、2月13日は休館)
料金一般=1600円、大学生=1200円、高校生=900円、中学生以下=無料

Comments are closed.