“いいもの”を吸収して開花させるヒントにも!国立西洋美術館「北斎とジャポニスム」

北斎とジャポニズム

国立西洋美術館で開催中の「北斎とジャポニズム」を見てきました。

モネやドガ、セザンヌなど、西洋美術における有名画家たちは、浮世絵師の葛飾北斎の作品から受けた影響をどう作品に昇華させたのか。その様子を目の当たりにできる“東西・夢の共演”。

木の向こう側に風景がある様子や、道の描き方、さらには人々の何気ないポーズ。絵画作品と浮世絵を両方見せることで、この構図はこれがきっかけといった見せ方をしていてユニークでした。先日見に行ったゴッホ展も同様の見せ方をしていました。

作品を鑑賞しながら強く感じたのは、“いい”と思ったものは異文化であっても積極的に取り入れ、そしてそれを自分の中で咀嚼して新しいものを生み出す柔軟性。今までのいいものを守ることも大切ですが、それだけだと発展がないので、いかにそれをうまく調和させるかは時代や職業関係なしに応用できることだなと思いました。

絵画作品の鑑賞というと、一人でじっくりと静かに見ることが多いですが、「あ、このポーズがここで使われているね」と、誰かと一緒に見に行って、共通点を見出してそれを話すということができるので、こうした見せ方は作品を鑑賞する上でまた違った楽しみ方ができるなとも感じました。

ちなみに、小規模ですが春画も展示されていて、春画に描かれている男女が体を重ねた様子はクリムトなどにも影響を与えた〜というのも初めて知る視点だったので驚きました。

作品を見ながら、「これはこじつけっぽくないかなぁ……」と素人には感じてしまうものもありましたが(苦笑)、改めて浮世絵という作品について知るきっかけにもなりました。日本史の教科書でもこういった見せ方で紹介してくれれば、もっと当時興味を持てたのかもなぁ……。

北斎とジャポニズム

会期2017年10月21日(土)~2018年1月28日(日)
会場国立西洋美術館
住所東京都台東区上野公園7-7
アクセスJR上野駅下車(公園口) 徒歩1分、京成電鉄京成上野駅下車 徒歩7分、東京メトロ銀座線、日比谷線上野駅下車 徒歩8分
電話番号03-5777-8600 (ハローダイヤル)
開館時間午前9時30分~午後5時30分(金、土曜日は午後8時。ただし 11/18は午後5時30分まで)※入館は閉館の30分前まで
休館日月曜日(ただし1/8は開館)、12/28~1/1、1/9
料金一般=1600円、大学生=1200円、高校生=800円、中学生以下=無料

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