【広島】ゴジラの眼球に映る水爆実験の映像を見て平和について考える

CROSSROAD2

尾道と百島で開催している「CROSS ROAD2」の作品を鑑賞しました。

時間の関係で尾道しかいることができなかったので、尾道駅から徒歩約5分のところにある「西御所県営上屋3号倉庫」へ。ここは港湾倉庫をオルタナティブ・アート・ギャラリーとして再活用しています。

入り口

展示作品は2つ。原口典之の「F-8E Crusader」と柳幸典の「Project God-Zilla」です。日本の現在を十字路に捉え、過去の教訓から未来に対してどのような選択をし、責任を果たして行くのか、戦後の日本が抱える問題点を考えることをテーマにしています。

尾翼

前者は、アメリカ海軍を中心にフランス海軍とフィリピン空軍がベトナム戦争で使用した戦闘機「F-8E Crusader」の尾翼を原寸大で制作したもの。エンジンがない=機能を剥奪された空っぽの戦闘機の尾翼は、凶暴性の象徴とは裏腹に「不能」を表象しているといいます。

ゴジラ

後者は、現在開催中の横浜トリエンナーレにも展示されている「Project God-Zilla」シリーズの最大サイズ。さまざまな廃棄物でゴジラの頭がつくられ、その瞳にはアメリカやイギリス、フランスが行なった水爆実験の映像が映ります。廃棄物の山は3.11の津波を連想させ、福島第一原子力発電所の惨事を想起させます。

私は3.11を都内で経験したこともあり、「Project God-Zilla」に特に惹きつけられました。尾道は広島県。広島市にある原爆ドームをあわせ、これらの作品がここにある意味もまた考えさせられます。

名和晃平

ちなみに、隣のONOMICHI U2には名和晃平の作品も展示されています。こちらは常設のようです。

 

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