淺井裕介さんの「いのちの木」が圧巻!横浜美術館「Meet the Collection ―アートと人と、美術館 」

横浜美術館で開催中の「Meet the Collection ―アートと人と、美術館 」。

開館30周年を迎え、同館が所蔵する作品を紹介するというコンセプトのもと、全展示室を使って400点を超える作品を展示。ダリやマグリットなどのシュルレアリスム作品を始め、ゲストアーティストに淺井裕介さんなどの作品も見れるという豪華さ。

美術館のエントランスには、淺井裕介さんが共同制作参加者とつくりあげた「種を食べた獣(またの名を宇宙クッキー)」が、ばーんと展示されていた。

後ろから見た姿もかわいい。

展示は大きく2部構成で、全7章。

第1部:LIFE 生命のいとなみ
1-1:こころをうつす
1-2:いのちの木
1-3:まなざしの交差
1-4:あのとき、ここで

第2部:WORLD 世界のかたち
2-1:イメージをつなぐ
2-2:モノからはじめる
2-3:ひろがる世界

「こころをうつす」の章には、日本画を中心に歌川芳年、鏑木清方などの作品を展示。歴史の教科書で名前を見たことあるなぁぐらいの認識だったけど、鏑木清方の描く女性は、表情や仕草に清らかさやうるわしさを感じる美しさ。当時の立ち居振る舞い、風俗にも興味がわいた。

そして、個人的にお目当てだった淺井裕介さんの作品は「いのちの木」の章に。

空間全体に作品が描かれていて、ときおり立体的なものや、ぽつんと離れているかわいらしい子も。

展示室内には生命にまつわる作品が配置されていて、私がなかでも気に入ったのは浜田知明の「幼きキリスト」。西洋画のキリストの神々しさとは異なり、柔らかさがありながらも、なんだか不穏さもあるのが妙に印象に残った。

「まなざしの交差」の章は、さまざまな「目」の表現。

目は、人物以外の様々な作品において、単独のモチーフとしてたびたび登場します。象徴主義やシュルレアリスムのアーティストにとって、目は現実と精神との境界面であり、向こう側の世界へと開かれた「窓」の象徴物として、とりわけ重要でした。

いままで、「目」を上記のように捉えたことがなかったので、そういう意味があったのか、という発見。

「イメージをつなぐ」の章には、ダリやマグリット、エッシャーらの作品が並ぶ。それぞれの展覧会に行くと結構な人だかりになるけれど、横浜美術館は空間が広々としているのと、それだけを目当てに来る人が少ないからか、じっくりと間近でそれぞれの作品を見ることができた。

東京都現代美術館「百年の編み手たち」展と相互割引をしているので、いずれか一方のチケット(半券・前売券含む)を他方の展覧会チケット販売所で見せると、「Meet the Collection」展の一般観覧当日券を100円割引、「百年の編み手たち」展の観覧料を1割引で鑑賞可能。

どちらかを見た人はお忘れなく!

横浜美術館開館30周年記念「Meet the Collection ―アートと人と、美術館 」

会期2019年4月14日(土)〜6月23日(日)
会場横浜美術館
住所神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目4番1号
アクセスみなとみらい線(東急東横線直通)「みなとみらい」駅〈3番出口〉から、マークイズみなとみらい〈グランドガレリア〉経由徒歩3分、または〈マークイズ連絡口〉(10時~)から徒歩5分。 JR(京浜東北・根岸線)・横浜市営地下鉄「桜木町」駅から〈動く歩道〉を利用、徒歩10分。
電話番号045-221-0300(代表 10時~18時、木曜日休館)
開館時間10時~18時 (入館は17時30分まで) 毎週金曜・土曜は20時まで (入館は19時30分まで)
休館日木曜日
料金一般=1100円、大学生・高校生=700円、中学生=500円、小学生以下=無料、65歳以上=1000円

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